遠い道



ときおり、空間は、時間に似た振る舞いをする。
遠い過去の世紀の空気を、ひと気のない高原の農道に、不意に、送り込んだりする。
世界が永遠について書かれた書物のようなものだとしたら、そういうことがあっても不思議ではあるまい。
地上にも地上を超えた時空が広がるときが、確かにある。
この樹の周囲は多少変わり、残念ながら現在は枯れかかっている。最近は老木などには不用意に自転車を立て掛けないよう、私も注意している。

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